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2019.04.08

【テレビ出演】 池の水ぜんぶ抜く大作戦 佐布里池編 (テレビ東京系列)

テレビ東京系列の人気番組「池の水ぜんぶ抜く大作戦」
愛知県知多市の佐布里池での水抜きのお仕事を弊社にて行いました。
佐布里池は愛知用水の中間貯留池ですが、池とは言っても実質的にはダム湖です。
貯留容積はなんとナゴヤドーム13個分もあります。
中間貯留池ですので、ゲートを開放すれば90%ほどは自然排水することが可能なのですが、
残り10%はポンプで抜く以外に方法はありません。
そこで今回、仮設ポンプ設備の専門業者である弊社が水抜きを担当することになった訳です。
今回は、口径200mm(8インチ)、モーター出力22KWのポンプを4台設置して排水を行いました。
ポンプは1台あたり500kgほどの重量ですが、これを浮かべた状態で排水する必要があり、
専用のフローター枠を製作し、ポンプは常に水面から50cmほど下に吊るされた状態で排水しました。







今回、魚を捕獲する役目は我々の仕事ではありませんでしたが、
大きな魚が数多く捕獲される場面を間近でウォッチすることができました。
タレントさんも奮闘し、番組としても大成功だったのではないでしょうか。
(このテレビ番組は平成31年3月24日に放送されております)





さて、
我々が設置した排水ポンプですが、
今回のように、フローター枠にポンプを組み付け、浮かべて排水するという手法は、多いようで実はレアなケースです。
ですから、このような知識や経験を有している会社は全国的に見ても、多くはないと考えます。
今回はテレビ番組の一環ではありましたが、
仮設ポンプ設備の専門業者である富士丸産業としては、
今回のような設備の応用編として、次のような場面でのご使用を提案したいと思います。
(ここからはちょっと専門的なお話になります)


【減災防災対策として】
◆水害が発生、または発生の恐れがある場合の緊急的な排水ポンプ
⇒堤防からフローター付きの排水ポンプを投入して堤防外へ効率的に排水できる


【工事現場の環境対策として】
◆河川工事や港湾工事で排水が必要となる場面で、濁水発生の抑制が求められるケース
⇒ポンプが水面から近い場所に設置できるので、水面付近のクリアな水のみを排水できる


この2つのケースに共通する設備的メリットとしては、
どちらもポンプの設置位置が水面に近いということが挙げられます。
一般的に、水中ポンプは水の底に「ドボン」と投げ込んで使用されていますが、
水の底にポンプを置いてしようすると、
●泥の中に埋まってしまう
●底付近に滞留するゴミなどにより閉塞してしまう
などの不具合が生じます。
特に災害対策など緊急性を要する場合には、これらの不具合がもたらすデメリットは
計り知れないものになる可能性があり、
我々の設備が、問題解決の一助になると考えています。

富士丸産業はこれからもポンプを通じて皆様のお役に立てる会社を目指します。